
東京都町田市にお住まいのお客様より、
「どのディスクを入れても“このディスクは操作できません。”と表示されて、再生も書き込みもできない」
とのご相談をいただきました。
こちらのお客様は 10年前にも当社へご依頼くださったリピーター様。
再びお声がけいただけることは本当に嬉しい限りです。
ご相談内容と使用環境
【対象機器】
SONY ブルーレイレコーダー BDZ-AT970T(2012年10月発売)
【症状】
市販・録画を問わず、ディスクを挿入すると「このディスクは操作できません。」の表示が出て動作しない。
【使用用途】
テレビ番組の録画、録画番組のダビング保存
修理前にお客様が特に気にされていた点
今回もっとも心配されていたのは、
「レコーダー内の録画データを消さずに直してほしい」 という点でした。
BDZ-AT970Tは発売から13年以上が経過しており、基板のコンデンサ・ドライブ系パーツなどの経年劣化は避けられません。
データ保持のまま修理するには、細心の注意を払った作業が必要となります。
当社の作業内容と注意したポイント
今回の症状は、ディスクドライブの劣化が原因と判断し、清掃・調整・ドライブ関連の修正を実施しました。
しかし、2012年製の日本製レコーダーは構造がしっかりしており、部品の精度も現行より高いことから、慎重に進めればデータ保持したまま修理できる見込みがありました。
作業では次の点に特に注意しました。
- 内部データ領域に触れない工程管理
- 読み取りレーザー部の微調整
- ドライブ機構の分解時に部品を破損させないよう丁寧に扱う
- 録画データに影響しない給電・基板操作
すべての作業を慎重に進め、録画データを保持したまま動作を復旧できました。
修理完了後のお客様の声
動作確認の際、正常にディスクが読み込みできることをお見せすると、
「データがそのままで本当に良かったです。ありがとうございます」
と大変喜んでいただけました。
長年の録画データが無事だったことに、こちらも胸をなで下ろしました。
担当スタッフより
発売から年数は経過していますが、
当時の日本製レコーダーは部品品質が高く、丁寧に扱えばまだまだ活躍できます。
今回のようにディスクを読み込まない症状でも、内部データを保持したまま修理できるケースは多いです。
大切な録画データを守りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
