
業務用NASが突然アクセス不能に―2台のHDD不良からデータを復旧し新しいNASへ移行
今回は、東京都八王子市山田町の法人様より、
業務で使用されているBUFFALO LinkStation LS-WX1.0TL/R1の
データ復旧をご依頼いただきました。
NAS Navigator2を確認すると、「RAIDアレイ1にエラーが発生しました」と表示され、
社内のパソコンから共有データへアクセスできない状態でした。
業務用の大切なデータが保存されており、
お客様からはできるだけ早く復旧してほしいとのご希望があったため、
今回は特急作業で対応しました。
診断の結果、RAID0を構成する2台のHDDの両方に不良セクタを確認。
各HDDからディスクイメージを作成したうえでRAID0を再構築し、
無事に保存データへアクセスできる状態まで復旧しました。
さらに復旧したデータを新しいNASへ移行し、
社内の各パソコンから再び共有データを利用できるよう接続設定まで行っています。
ご依頼のきっかけ:インターネットでNASデータ復旧を検索
お客様は、突然アクセスできなくなったLinkStationについて
インターネットでデータ復旧業者を検索され、きむらパソコンへお問い合わせくださいました。
法人でNASを共有ファイルサーバとして利用している場合、
障害が発生すると一人のパソコンだけではなく、
複数の社員が同時に業務データを利用できなくなることがあります。
今回も通常業務へ影響が出ていたため、
大切なデータを守りながら、できるだけ早く業務を再開できる状態へ戻すことを
優先して作業を進めました。
対象機器:BUFFALO LinkStation LS-WX1.0TL/R1
今回お預かりしたのは、BUFFALO LinkStation LS-WX1.0TL/R1です。
複数のパソコンからファイルを共有できるNASとして使用されており、
今回の環境では2台のHDDをRAID0で構成していました。
RAID0は複数のHDDへデータを分散して保存する方式です。
容量や速度を活かしやすい反面、1台のHDDに障害が起きただけでも
保存データ全体へアクセスできなくなる場合があります。
症状:「RAIDアレイ1にエラーが発生しました」と表示
NAS Navigator2では「RAIDアレイ1にエラーが発生しました」と表示され、
これまで使用していた共有フォルダへアクセスできませんでした。
このようなRAIDエラーが表示されても、NAS本体だけの故障とは限りません。
HDDの劣化や読み取り不良などが原因となっていることもあります。
特に業務データなど失いたくないファイルが保存されている場合は、
慌てて初期化やRAIDの再設定を行わず、まず現在のHDDの状態を確認することが重要です。
診断結果:RAID0を構成する2台のHDD両方に不良セクタ
LinkStationを診断したところ、RAID0を構成している2台のHDD両方に不良セクタが確認されました。
不良セクタとは、HDDの一部に正常に読み書きできない領域が発生している状態です。
HDDの状態によっては、何度も読み取りを繰り返すことで障害が進行する可能性もあります。
RAID0では2台のHDDにまたがってデータが保存されているため、
どちらか一方だけを正常に読めればよいというわけではありません。
そこで今回は、元のHDDを使って何度も復旧を試すのではなく、
最初に2台それぞれのディスクイメージを作成する方針としました。
当社の作業内容:ディスクイメージを作成しRAID0を再構築
1.2台のHDDを個別に診断
LinkStationからHDDを取り出し、2台それぞれの状態を確認しました。
その結果、両方のHDDに読み取り不良があることが分かりました。
2.各HDDのディスクイメージを作成
当社のデータ復旧環境を使用して、元のHDDから可能な限りディスク情報を読み出し、
それぞれのディスクイメージを作成しました。
元HDDへの負担をできるだけ抑えながら、RAIDを再構築するために必要な情報を確保します。
3.RAID0を再構築してデータへアクセス
取得した2台分のディスク情報をもとに、RAID0の構造を解析して再構築しました。
正しい構成を再現した結果、これまでアクセスできなかった共有データを確認できる状態となり、
必要なデータを無事に確保することができました。
復旧して終わりではなく、新しいNASへの移行まで対応
今回のような法人NASのトラブルでは、
「データが取り出せた」だけでは業務を再開できない場合があります。
そこで今回は、復旧したデータを新しいNASへ移行し、
さらに社内で使用している各パソコンから新しいNASへアクセスできるよう接続設定まで行いました。
お客様側で改めて大量のデータをコピーしたり、各PCの共有設定をやり直したりする必要がなく、
再び業務で使用できる状態まで一連で対応しています。
NASのデータ復旧では、データを救出することだけでなく、
実際に仕事を再開できるところまで戻すことも重要です。
RAID0でエラーが出たときに避けたい操作
RAIDエラーが発生すると、
「HDDを交換すれば直るのでは?」
「RAIDを作り直せばいいのでは?」
と考えてしまうことがあります。
しかし、保存データが必要な場合は、次のような操作を自己判断で行わないことをおすすめします。
- RAIDを初期化する
- 新しいRAIDアレイを作成する
- HDDを自己判断で交換する
- 2台のHDDの順番を入れ替える
- フォーマットを実行する
- 何度も電源のON・OFFを繰り返す
- 復旧ソフトで長時間スキャンを繰り返す
RAID0では複数のHDDを組み合わせてデータを保存しているため、
元の構成を変更してしまうと、その後のデータ復旧が難しくなる可能性があります。
大切な業務データがある場合は、現在の状態をできるだけ保ったままご相談ください。
RAIDを使っていても、別のバックアップを用意しましょう
NASをRAIDで運用していても、RAIDそのものがデータのバックアップになるわけではありません。
特にRAID0はデータを複製して保護する仕組みではないため、
業務上重要なデータについては、NASとは別の場所にもバックアップを用意しておくことをおすすめします。
外付けストレージ、別のNAS、クラウドストレージなどへ
定期的にデータを複製しておけば、NASそのものが故障した場合のリスクを抑えやすくなります。
お客様のご感想:新しいNASへの移行や各PCの接続まで助かった
データ復旧後は新しいNASへデータを移行し、
社内の各パソコンから共有フォルダへアクセスできるところまで設定しました。
お客様からは、
「新しいNASへの復旧データの移行や、各PCへの接続までしてくれて助かった」
とお喜びのお言葉をいただきました。
お急ぎの案件でしたが、大切なデータの復旧だけでなく、
業務を再開できる状態まで戻すことができました。
担当より:大切な業務データを無事に復旧できました
この度は、大切なBUFFALO LinkStation LS-WX1.0TL/R1の
データ復旧を当社にお任せいただき、誠にありがとうございました。
今回はRAID0を構成する2台のHDD両方に不良セクタがあり、
そのままでは共有データへアクセスできない状態でしたが、
ディスクイメージの作成とRAID0の再構築によって無事にデータを復旧することができました。
新しいNASへのデータ移行と各PCへの接続も完了し、
再び業務で使用できる状態まで戻すことができ、私たちも安心しております。
万が一またNASやパソコンに不具合がございましたら、
いつでもお気軽にご相談ください。
八王子市でLinkStation・RAID障害の特急データ復旧をご相談ください
きむらパソコンでは、BUFFALO LinkStation・TeraStationをはじめ、
法人で使用されているNASやRAID機器のデータ復旧に対応しています。
- NAS Navigator2にRAIDアレイエラーが表示される
- LinkStationへ突然アクセスできなくなった
- RAID0構成のNASが認識しない
- HDDに不良セクタが発生している
- 業務用データなので急いで復旧したい
- 復旧データを新しいNASへ移行したい
- 各PCからの接続・共有設定まで任せたい
同じ「NASへアクセスできない」という症状でも、
HDD、RAID構成、NAS本体、ネットワークなど原因はさまざまです。
大切なデータが保存されている場合は、初期化やHDD交換を行う前に、現在の状態をご相談ください。
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