
移転しても仕事を止めない:VPNを維持したまま社内ネットワークを組み替えたフロア移転の支援事例
今回は、東京都渋谷区恵比寿の会社本部にて、
同じビル内の別フロアへ移転されるお客様のネットワーク移転・リプレイス支援事例をご紹介します。
ルータやスイッチなどのネットワーク機器は入れ替え(リプレイス)予定。
さらに、ご自宅から社内ネットワークへリモートアクセス(VPN)して業務を継続されているため、
移転当日も仕事に影響が出ないようにしてほしいというご要望がありました。
今回は当社が保守契約で定期訪問しているリピートのお客様で、いわゆる「お客様の社内IT担当」として、
お客様⇔当社⇔各社ベンダーの調整・折衝まで含めてお任せいただき、
YAMAHAルータ(RTX)を中心に、VPN・UTM想定の設計、機器更新、移転手順の最適化を行い、
無事に全体稼働まで完了しました。
ご依頼のきっかけ:リピート(保守契約で「社内IT担当」として支援)
今回はリピートでのご依頼です。
日頃から定期的に訪問し、ネットワークやPC、業務機器の相談窓口として運用しているため、
移転プロジェクトも「社内IT担当」として一括でご相談いただきました。
ネットワーク移転は、当日の作業だけでなく、事前準備・関係会社との段取りが成否を分けます。
“誰が全体を取りまとめるか”が最重要ポイントになります。
対象機器:YAMAHA RTX830/BUFFALO AirStation Pro ほか
今回の中核は、YAMAHAルータのリプレイスです。
既存の YAMAHA RTX810 から YAMAHA RTX830 へ更新。
併せて、業務用Wi-Fi(BUFFALO AirStation Pro)やスイッチ類もリプレイス対象となりました。
さらに、防犯カメラ、セキュリティ設備、警備装置、ネットワークカメラ、ビジネスフォンなど、
ネットワークに“ぶら下がる機器”の仕様変更も発生する構成でした。
ご要望:同一ビル内のフロア移転でも「VPN・リモートアクセスを止めない」
今回のご要望はシンプルに見えて、難易度が高いタイプです。
・フロア移転(配線も物理的に組み替え)
・ルータ/スイッチ等の機器はリプレイス
・自宅からVPNで社内へリモートアクセスしている(業務継続必須)
・カメラ/警備/電話など他業者のリプレイスも同時進行
“同じビル内だから簡単”ではなく、むしろ同時並行が増えやすく、調整が難しくなります。
そこで当社では、YAMAHAルータのコンフィグ設計と移転当日の切替手順を中心に、
全体を整合させる方針で進めました。
特に注意したこと:警備装置・カメラ・ビジネスフォン等、他業者連携が成否を決める
今回は、警備装置、ネットワークカメラ、ビジネスフォン等のリプレイスもあり、
各社ベンダーが複数入りました。
こうした案件でありがちなトラブルは、
「機器は入ったがネットワーク要件が合っていない」
「IP設計が未整理で、当日現場で止まる」
「PoE要件やVLAN要件が共有されていない」
といった“連携不足”です。
当社では社内IT担当として、事前に要件・仕様を集約し、
当日の作業順序と責任分界点を明確化して進めました。
当社の作業内容:RTX810→RTX830へ更新、VPN維持、仕様変更に合わせた再設計
1)単純なコンフィグ移行ではダメ:先行移設が入るため段階設計が必要
RTX810からRTX830へリプレイスする際、単純なコンフィグ移植で済むケースもあります。
しかし今回は、移転前に一部機材が先行して新フロアへ移行される段取りがあり、
“移転前・移転中・移転後”の状態が混在します。
この状況で単純移行をすると、VPNや社内向け通信に不整合が起きやすく、
業務影響が出る可能性があります。
そこで当社では、段階的な切替を前提に、YAMAHAルータ側の設計・切替手順を組み立てました。
2)VPN(リモートアクセス)を止めない設計と動作確認
ご自宅から社内へリモートアクセスしている環境では、VPNが止まる=仕事が止まる、になりかねません。
そのため、移転当日の確認項目に「VPN疎通」「認証」「社内リソースへの到達」を組み込み、
移転後すぐに“実業務ができる状態”まで確認する方針で対応しました。
また、UTMを利用している/今後導入したいといった拡張にも備え、
構成の見通しが立つように設計しました。
3)防犯カメラ・セキュリティ設備の仕様変更に合わせた設定
機器リプレイスにより仕様が変わると、ネットワーク側も合わせて調整が必要です。
例:IPアドレス設計、VLAN、ポート要件、PoE、遠隔監視の到達性など。
当社では各社ベンダーから要件を吸い上げ、ルータ/スイッチ/Wi-Fiを含む全体の整合を取って進めました。
4)お客様⇔当社⇔各社ベンダーの調整・折衝まで一括対応
今回は当社が保守契約で定期訪問しているお客様で、
「お客様の社内IT担当」としてご契約いただいているため、
お客様⇔当社⇔各社ベンダーの調整、折衝もお任せいただきました。
結果として、当日までに“詰まるポイント”を潰し込み、移転後に全てが動作する状態まで完了しました。
お客様のご感想
お客様からは、
「もう御社無しでは仕事が成り立ちません、これからもよろしくお願いします」
というお言葉をいただきました。
移転・リプレイスのような“止められない作業”ほど、社内の安心感が重要になります。
その役割を担えたことを嬉しく思います。
担当より:PC修理だけでなく「社内IT」も請け負っています(YAMAHAルータ/UTM/VPNが得意です)
きむらパソコンはPC修理だけでなく、「お客様の社内IT担当」としての支援も行っています。
社内IT担当者が不在、または退職されてしまい、
誰が全体を見るのか困っているお客様はぜひご相談ください。
YAMAHAルータ、UTM、VPN、PoE、各種業務用機器の設置・設定・運用まで得意としております。
「ベンダーはいるが、全体をまとめる人がいない」
「移転や拠点追加で、VPNやネットワークを止められない」
といったケースこそ、当社の得意領域です。
同様のケースでお困りの方へ(社内IT代行/移転・リプレイスも対応)
「フロア移転でネットワークを止められない」
「YAMAHAルータの設定を引き継ぎたい」
「VPNを維持したままルータを更新したい」
「カメラ・警備・電話など複数業者の調整が大変」
こうした案件は、まず全体像の整理から始めると成功率が上がります。
まずは現状構成とご要望をお聞かせください。
お問い合わせ:お問い合わせページ
企業様向けサービス:企業様向け(社内IT・ネットワーク)
出張サポート:出張サポート
きむらパソコンの対応範囲(例)
きむらパソコンでは、次のような対応をワンストップでご相談いただけます。
「個別の業者はいるが、全体をまとめられない」場合の調整役としてもご活用ください。
- YAMAHAルータ(RTX)設定・更改(リプレイス)
- VPN(拠点間/リモートアクセス)設計・運用
- UTM/ファイアウォール周りの設計・見直し
- PoEスイッチ/VLAN/業務用Wi-Fi(AirStation Pro等)
- 防犯カメラ/警備装置/ビジネスフォン等のネットワーク連携
- 移転・拠点追加・レイアウト変更のIT側PM/調整
