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HP Z800 Workstation OSが起動しない/SAS HDDのRAID 1が崩壊…環境そのまま復旧+RAID 1再構築 横浜市緑区

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買い直しを回避:特殊ソフト搭載ワークステーションを“直前の状態”へ戻したRAID復旧事例

今回は、横浜市緑区長津田町の大学研究室で使用されているHP Z800 Workstation のご相談です。

症状は「OSが起動しない」、構成は SAS HDDによるRAID 1
研究用途の業務用ワークステーションで、入れ直しができない特殊ソフトウェアが多数搭載されているため、
お客様のご希望は「初期化して作り直す」のではなく、起動不可になる直前の状態へ復旧することでした。

実際、こうした機器は買い直し=高額になりやすく、加えて環境再構築が困難なため、
“直して使い続ける”価値が非常に大きい分野です。

今回はRAID構成の片側障害と、もう片側が以前から故障していたという厳しい状況から、
OS起動可能な状態まで復元し、新HDDへ環境複製、さらにRAID1再構築まで行った事例をご紹介します。

ご依頼のきっかけ:インターネットで「RAID復旧」「ワークステーション修理」を検索

お客様は「Z800 起動しない」「RAID1 復旧」「SAS HDD 修理」などで調べる中で当社を見つけてくださり、ご相談につながりました。
RAID構成は“片側が生きていれば大丈夫”というイメージもありますが、
障害の出方によっては起動不能になったり、復旧手順を誤ると復旧率が下がることもあります。
今回はデータと環境を最優先に、慎重な診断から着手しました。

対象機種:HP Z800 Workstation(研究室の業務用機器)

対象は HP Z800 Workstation。
大学研究室で運用されており、計測・解析・制御・研究用アプリなど、
一般的なPCとは異なる“特殊な環境”が載っているケースが多いカテゴリです。
特殊ソフトはライセンスやドングル、旧バージョン依存、導入媒体の欠品などの理由で、
後から再インストールできないこともあります。
だからこそ今回の復旧は「OSが起動する」だけでなく、
研究室の運用が止まらない状態に戻すことがゴールでした。

症状・ご要望:OSが起動しない/SAS HDDのRAID1構成/“直前の状態”へ戻したい

OSが起動しない状態で持ち込まれました。構成はSAS HDDでRAID1。
お客様のご要望は明確で、
・起動不可になる直前の状態へ復旧
・特殊ソフトを含む環境をそのまま維持
・可能ならRAID1運用も元通りに
というもの。
こうした要件では、安易なOS再インストールは選択肢になりにくいため、
“今ある環境を救う”方針で復旧を設計しました。

当社の診断結果:RAID1の片側に障害/もう片側は以前から故障

診断の結果、SAS HDDの片側に障害が発生しており、OSが起動不可能な状態でした。
さらに、RAID構成のもう片側のHDDは以前から故障した状態で、
実質的にはRAID1としての冗長性が失われていた状況でした。
この状態で通電や再構築操作を誤ると、残された情報まで損傷する恐れがあるため、
当社では“壊さない手順”を最優先に進めました。

当社の作業内容:HDD修理→OS起動復元→新HDDへ複製→RAID1再構築

1)直近まで使用されていたHDDを修理し、OS起動可能な状態へ復元

まずは「直近まで使用されていた側」のHDDを対象に、
起動環境を壊さない形で修理・復元を実施。
目的は、データ救出だけでなく、OSが起動し、研究室の環境が動く状態へ戻すことです。
ここが復旧できると、以降の作業(複製・RAID再構築)も安全に進められます。

2)復旧した環境を新しいHDDへ複製(環境そのまま移植)

起動を取り戻した後は、その環境を新しいHDDへ複製します。
特殊ソフトが多数載っている場合、単なるファイルコピーではなく、
アプリ・設定・サービス・依存関係を含めて“そのまま動く形”で移す必要があります。
当社では、復旧した環境を崩さないことを最優先に、
新HDD上での再現性を確認しながら移植しました。

3)お客様のご希望により、HDD2台のRAID1構成も再構築

さらにお客様のご希望により、
以前と同様にHDD2台によるRAID1構成を再構築しました。
これにより、万一片側に障害が出ても運用が止まりにくい状態へ戻せます。
RAIDは“組むこと”よりも“正しく監視し、壊れる前に気付くこと”が重要なため、
今後の運用面も含めて注意点を共有しました。

4)セキュリティ面:HDDは鍵付きケースで運用

本機はHDDが鍵付きのケースに挿入される構造で、
物理的なセキュリティも担保されていました。
研究室・業務用途では、データ保全だけでなく、
こうした運用要件も重要です。
当社では、復旧後も既存の運用フローを崩さないよう配慮して作業を進めました。

お客様のご感想:「買い直すと高額。修理できてよかった」

お客様からは、

「特殊なソフトウェアなどが多数搭載された業務用機器なので、買い直すと高額になる。修理できてよかった」

というお声をいただきました。
まさにこのタイプの機器は、ハードを入れ替えるだけでは済まず、
環境再構築のコストが大きくなりがちです。
今回、運用を止めずに戻せたことが何よりでした。

担当より:ベンダーが「買い直し」提案でも、修理で救えるケースがあります

特殊な機器は、納品当時のベンダーやメーカーでしか手が出せないケースが多く、
少し古くなると「フルセットで買い直し」という提案になることが少なくありません。
しかし実際には、ストレージや電源、基板、RAID周りの修理・復旧によって
“現状の環境を保ったまま延命できる”ケースもあります。
弊社ではそういったケースであっても修理可能な場合がございます。
まずは機種・構成(RAID種類、SAS/SATA、容量)と症状をお知らせください。

同様の症状でお困りの方へ(研究室・企業のワークステーションも対応)

「RAIDで起動しない」「SAS HDDの片側が怪しい」「特殊ソフトが入っていて再構築できない」――。
こうしたケースは、初動で復旧率が大きく変わります。
可能であれば、通電や再構築操作を繰り返す前にご相談ください。
きむらパソコンでは、データと環境を最優先に、現実的な復旧ルートをご提案します。

お問い合わせ:お問い合わせページ
データ復旧:データ復旧(サービス案内)
宅配修理:宅配修理サービス
企業様向け:企業様向けサービス

きむらパソコンの修理の流れ

きむらパソコンでは、持込修理・宅配修理・出張修理など、
ご状況に合わせてご案内しています。
RAID/業務機器の場合も、事前に症状と構成を伺い、最適な手順をご案内します。

きむらパソコンの修理の流れ

きむらパソコンではお客様のご要望に合わせ、持込修理、出張修理、宅配修理の3つの修理方法を用意しております。ご希望の修理方法をお選びください。

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